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その時代なので、田中角栄氏、早坂茂三氏 ( 飛行機でシートをリクライニングさせたままで出発時間を遅らせた人ですよね。一般常識では小学生以下なわけですね。 ) 、榎本三恵子氏、中曽根康弘氏、金丸信氏、竹下登氏などへのインタビューが盛りだくさんです。
ある意味で、田中角栄氏なんて魅力的な人物になってしまっていますもんね。善悪はともかく百年に一人の逸材だったのでしょう。
田中角栄氏は天才であったがたたき上げの立身出世という評価の望み、中曽根康弘氏は秀才であったが天才という評価を望んだというのが、両人の性格をもっともよくあらわしているのではないかと思います。
裏が表を操る政治構造というのは、自民党だけでなく野党も巻き込んだ世界として存在し、官僚、マスコミまで支配が及んでいるということが取材メモや政治家の発言などから克明に表されていきます。よく北朝鮮の TV のほんの一部分がニュース番組などで放映されて、「洗脳されていてかわいそう」なんて感想を言うバカがいますが、自分もそうなんですよ、この国のマスコミは。 TV などの放送電波を牛耳ることで、 TV も新聞も操れることがわからないのかな。この本に書かれていますよ。愚民化政策大成功ですね。
政治家のインタビューを読んでいくと、「政策をおこなうために息の掛かった数が必要である」が、いつのまにか手段が目的となって「数が一番大事」ってことになってしまっているのでしょう。後は野となれ山となれ。
著者は、現在の国会 TV代表の田中良紹氏です。
