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作者の Web ページはamaki.infoんなところ。
こんな記事もありました。日刊ベリタ：さらば外務省〜天木直人・前レバノン大使の告発
イラク戦争に反対を表明する意見具申書を川口外相はじめ、外務省関係の上層部に送り、それを理由に解雇されたことが原因となって書かれた本になります。
意見具申書の内容は、一本目が「アメリカの単独攻撃には反対すべきである。これを認めることで国連の安全保障体系が形骸化してしまう。」という内容。二本目が「イラク攻撃がはじまったしまった現在、外交により一日も早く戦争を終結させるべきである。」という内容。
まぁ、一般的な会社においても正論を上層部に進言しても無視されることがあり、場合によっては解雇されることもあるようなので、この書籍を非難する方々は、この辺を理由に「逆恨みだけで書かれたもの」としていますが、その人達は、一般私企業と国家という立場の違いを理解できないボケでしょう。えてしてこういう奴等は事実の検証を忘れて人格攻撃に入るんだよな。
この書籍に書かれていることがすべて真実であるとは断言できませんし、天木氏側から見た一方通行の情報であることは当然加味されなければなりませんが。
惜しむらくは、イラク侵略戦争が開始されたときに、アメリカでも外交官数名、イギリスでも前外相が辞任したと思いますが、それにあわせて辞任という形をとっていれば、もう少し事情は変わったのかもしれません。後になれば何でも言えるので無責任な話ですけどね。 (^^;
小泉首相を批判していますが ... 一文節しか話せない総理大臣ですから。
本書に書かれている外務省に対する告発及び批判は、「やめさせられた外務省への意趣返し」的な言われ方もしていますが、外務省内の隠された犯罪行為などは、実名で書かれていますので、「意趣返し」などという批判が通用するようなものではないでしょうし、外務省のこの手の犯罪行為は雑誌「噂の真相」などでもちょくちょく報道さえていましたので、天木氏の外務省に対する嫌がらせという批判はまったくあたらないものになります。批判する人達は、矮小化して貶めようとする卑劣な手段しか残されていないのでしょうね。
戦前にいたとされる「国士」というイメージですね。 ( この言葉もいろいろ理解できるので困るのですが、良い意味で使っています。 )
しかし、この本で指摘されるように国を食い物にして何の存在価値もなくなってきている外務省と外交はアメリカ一国しか見ない政府であるとすると、それでもよくまぁここまで国として永らえてきたものですね。これはこれで凄いことですね。
他の国から見た「日本」という国のイメージは赤丸急下降なんでしょうけど。
外務省内の犯罪行為がここまで実名で書かれているいるのに、それを追従して検証するマスコミが出てこないのは、すでに別の分野でも暗黒国家になりさがってしまっているのかもしれません。
