役に立たないブックレビュー

最終更新日 : 1998 年 12 月 27 日
  
タイトル : 暴力の学校 倒錯の街
    作者 : 藤井 誠二
  発行所 : 株式会社 雲母書房
  発行日 : 1998 年 11 月 15 日
      版 : 初版第 1 刷
    定価 : 2,100 円
    ISBN : 4-87672-068-1
    分類 : 370
暴力の学校 倒錯の街

☆☆☆☆☆

「倒錯の街」なんてタイトルだけ見ると、西村寿行氏の小説みたいですが ...

とんでも無い話なんですけど、特殊ではない世界の話です。
内容的には書くと個人的にも (?) 思い当たる部分が多々あってエキサイトしちゃいでそうですうよね。
全然進歩できないバカどもどもの話です。バカに権力を持たせるとどうなるかの見本みたいな世界ですね。ただの権力だけじゃなくて、周辺も「良い人」だという幻想を信用したままのマス・バカ状態ですからねぇ。
しかし、どうやったら教師、警官、政治家を無条件で信用できるかな ? さすがに政治家は地に落ちたか。 ( 「きょうし」って変換したら 1 発目は「狂し」が出てきました。これが正しいかな。 (^^ )

反省も何もなく錯覚の中でしか生きられない「宮崎煌」。ここまで来ると哀れですね。

「先生と言われるほどの馬鹿じゃなし」 ...

しかしなぁ、教師だってかなり世代交代していると思うのだが ... 朱に交われば赤くなっちゃうんかねぇ。不思議だわ。
「生活指導」なんてまじめな顔して言える時点で精神が崩壊しているよなぁ、やっぱり。自己を再確認する事なんてない鈍感で幸せなんだねぇ。

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タイトル : 警察がインターネットを制圧する日
    作者 : 寺澤 有
  発行所 : 株式会社 平凡社
  発行日 : 1998 年 11 月 16 日
      版 : 初版第 1 刷
    定価 : 2,800 円
    ISBN : 4-582-53219-5
    分類 : 310
警察がインターネットを制圧する日

☆☆☆☆☆

まぁ、とんでもない話なんですけどね。警察関係の利権拡大のターゲットとして Internet が狙われているって話です。当然だわな。
相互接続というインターネットの存在基盤を根底から覆し、表現の自由など否定しまくる危険性を指摘している本です。
最初は、未成年者の保護なんてまっとうぽい話から入ってくるから、その裏側にある思惑をちゃんと読み取らないと、気が付いた時には手後れになりますよ。この手の手法って、右翼団体とか宗教団体とか古くはナチスなんかが用いた古典的な方法ですね。でも、今でも通用するんだから、何をか言わんや。
気が付かないうちに、権力に支配された抜き差しならない状況になってしまいますよ。たまらんですね。

自己責任の自由、表現の自由ってほしくないの ?

まぁ、だけどさぁ、「インターネットしてるんだ」なんて言って結局紐付きの Web だけ読んでるなんて使い方してバカが多いからしょうがないかな ? 平然と数メガのメール送ってみたり。この手の奴が声が大きくて目立ったりするんですよね。回りに居ません ?

あなたの接続しているプロバイダーから alt.sex.* が読めますか ?

この本の一部は、 http://www.mediaworks.co.jp/alt/netpolice/ から読む事ができます。ぜひ、目を通してみてください。

ニュースグループでの有名人 (?) の方々のコメントも載っていますが、匿名の A さんってあの人だろうなぁ ... きっと。なんで匿名なんでしょね。

警察権力の一般人監視システム「 N システム」なんかにも話題としてふれられています。それはこちら、 http://www2.baynet.or.jp/~aasasaa/index.html ね。問題の内容は掲載中止になっているね。何かあったかな ?

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タイトル : 鏡の国のアリス
    作者 : ルイス・キャロル
           北村 太郎 訳
  発行所 : 王国社
  発行日 : 1997 年 12 月 25 日
      版 : 初版
    定価 : 1,600 円
    ISBN : 4-900456-54-3
    分類 : 930
鏡の国のアリス

☆☆☆☆

そうえいば、ちゃんと読んだ事がなかったなぁ。前に読んだのって ** 年前だもんなぁ。
しかしシュールな作品ですね。この作品なんかだと、読む年齢によってつねに別の切り口で読むことができますよね。
これらの作品を読んでなくても、有名な登場人物 (?) ハンプティ・ダンプティなんているしね。

タイプは違うけど、子供の頃読んで大人になっても読める本って他には「星の王子様」ぐらいしか思い付かなかないなぁ。
ちょっとした哲学書・思想書ですね。

クスリでもするともっとのめり込めそうな気がしますね。 (^^;

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作成: 1998 年 12 月 27 日〜 Copyright (C) 1998 Katsauki Shimizu <katsuaki-s @_nifty.com> All rights reserved.

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