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これはすべて想像による作品であり、実在の人物や組織とは無関係であるとをお断りします。万が一、現実の人物、事件や状況に酷似するものがあったとしても、まったくの偶然にすぎません。この文章がいかに白々しい文章であるか思い知らされる作品です。パロディのひとつの形式ですね。
時期的にドンピシャ !! 2002 年 12 月 31 日出版だと 2002 年の初等には書き始めていただろうに、アメリカのイラクへの侵略を 1 日程度のズレで物語りは始まります。小説にしないで占いにすればよかったのに。 (^^
読むほうは小説の時間経過とほぼリアルタイムに読めてしまいました。
小説では、米英連合軍に日本が加わる形で実は英は引いていたという戦況からはじまりますが、現実は英も利権絡みから引けないですね。クエートとイスラエルがあるもんな。利権は米の総取り状態になるでしょうけど。
国際的な状況と日本国内の問題をあからさまに「フィクション」という名目で暴いていきます。これを読んで「フィクション」としてしか読めないのなら、少し疑った方がいいかもしれませんよ。「何を ? 」オイオイ。
世界情勢の部分でちょっと疑問。小説内のイラク戦争に関連してアルカイダがテロに出てくるように書かれていますが、アルカイダってどちらかと言えばシーア派に近いのではないでしょか。イラクとシーア派は仲悪いですから、直接的なこういう組み合わせは無いのではないかと。アルカイダのメンバーの逃亡先もイラクではなくシーア派のイランであると現実社会で報道されていましたし。現実社会でもこういった報道しておきながら、イラクとアルカイダを関連付けて報道しちゃったりしてますので、小説でもそれを表現したかったのもかもしれませんね。
まぁ、イラク侵略戦争の話は小説のエピソードのひとつでしかありません。後は「大塩平八郎遺族」という犯行声明を出す殺人事件など。その原因となる官僚の腐敗など、迷走する日本が書かれていきます。
現実はもっと錯乱していると思うぞ。
