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「耽奇会」って言葉につられて手にとったのだけど ... 自らが波乱万丈の人生と言っていいのではないかと思う東京日日新聞の福地桜痴が主催する「耽奇会」なので期待して想像すると思いっきり盛り上がりに欠けます。
主人公が画学生ということもあるのですかもしれませんが ... エピソードとしては、降霊実験や創作料理、裸婦写生会、蜘蛛男との出会い、同郷の友人との出会いなどなど。
役に立たないブックレビュー 2003-04
最終更新日 : 2003 年 03 月 09 日
| タイトル | 明治耽奇会 |
| 作者 | 高橋義夫 |
| 発行所 | 株式会社文藝春秋 |
| 発行日 | 2002/09/15 |
| 版 | 第1刷 |
| 定価 | \1,667 |
| ISBN | 4-16-321280-9 |
| 分類 | 913 |
☆☆ |
明治維新直後の江戸の日常 ... では、ないやね。洋風画画学生である主人公「村田秀平」のちょっと変わった日常の物語です。 「耽奇会」って言葉につられて手にとったのだけど ... 自らが波乱万丈の人生と言っていいのではないかと思う東京日日新聞の福地桜痴が主催する「耽奇会」なので期待して想像すると思いっきり盛り上がりに欠けます。 主人公が画学生ということもあるのですかもしれませんが ... エピソードとしては、降霊実験や創作料理、裸婦写生会、蜘蛛男との出会い、同郷の友人との出会いなどなど。 |
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| タイトル | 清算 チョンサン |
| 作者 | 森詠 |
| 発行所 | 毎日新聞社 |
| 発行日 | 2001/07/25 |
| 版 | |
| 定価 | \1,900 |
| ISBN | 4-620-10622-4 |
| 分類 | 913 |
 ☆☆☆ |
時期的に翌年にワールドカップを控えて韓国というか朝鮮半島への興味が増しているところを狙った、日本/韓国/北朝鮮の 3 国を又に掛けたサスペンスものなのでしょう。 北朝鮮からの韓国への亡命した用心の暗殺からはじまります。朝鮮半島南北の和解を阻止しようとする北朝鮮側の一派。和解に向けての日本での会議で和解派へのテロのために送り込まれるテロリスト。舞台は日本へ。ダブルスパイ、公安と刑事部の縄張り争いなどを含めながらクライマックスへ。 雰囲気を出すために会話に混じる韓国語の安直さ。オイオイ。 (^^; テロリストは、ある新興宗教のウェブページで本国からの指令を受けるようになっています。まぁ、ありがちかな。で、主人公である警察官の部屋からハッカーさんが色々クラッキングをしたりするのですが、 " サイバー " という機能のコンピュータにクラッキングするそうです。" サイババ " でないだけ救いかな。 Server はどう読んでも " サイバー " にはならんと思うがなぁ。校正しているんだよねぇ。「中国のサイバーまで追跡されたぞ !! 」なんて会話が出てきますが、一気に興ざめです。きっと詳しそうに書いている警察内部の話などもその道の通 (?) が読めば興ざめしてしまうような用語なんて使われているんだろうなぁ。 まぁ、タイトルの " 清算 " は何に対する " 清算 " なのか。 テロリストも主人公なわけで、その " 清算 " なわけです。このテロリストの生い立ちに関係があります。まぁ、あちらがわから言うと " 日帝による 36 年間の支配 " への復讐なのですが、この言葉だけが繰り返されると、実際に何回も出てくるのですが、それしかアイデンティティはないのかと、どんどん話が浅くなってきます。 テロリストのアイデンティティの確立。それに伴う行動原理の変化が主題なんでしょうから、周辺はそんなもんかな。 特にどんでん返しもなく、予定調和のようなラストでした。 |
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作成: 2003 年 03 月 09 日〜 Copyright (C) 2003 Katsauki Shimizu <katsuaki-s @_nifty.com> All rights reserved. |
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