役に立たないブックレビュー

最終更新日 : 2001 年 11 月 25 日
  
タイトル : 「心理戦」で絶対に負けない本
    作者 : 伊藤明 / 内藤誼人
  発行所 : 株式会社アスペクト
  発行日 : 2000 年 06 月 28 日
      版 : 第 1 版第 4 刷
    定価 : 1,600 円
    ISBN : 4-7572-0710-7
    分類 : 361.4
「心理戦」で絶対に負けない本

☆☆

読んで実行できないのは、なぜ ?
わかっちゃいるけど、やめられな〜い。ですね。
 
知らず知らずのうちにこの本で紹介されている手法を使ってしまっている人は大勢いるのだろうけど、下手に使うと生兵法怪我の元になってしまうのでしょう。僕なんかでは。
 
だってね、こういう手法を必要とするときは、絶対的に負けたくない時なのでしょうから、怪我してしまってはどうしようもないね。
この作者はこれらの手法を解説・理解しているのだろうけど、これまでの人生でどうだったのでしょうね。きっとベストセラーにしてしまう方法もあるのではないでしょうか。帯の文章の書き方やなんかでね。だから 4 刷までいっているのでしょうか。
さしずめ、ずっぽりはまったのは僕ですか。いやはや。
 
すくなくとも紹介されているようなベーシックパターンの詐欺商法には、はまらないようにしましょう。(^^)

[ ▽ ] [ △ ] [ 目次へ ]

  
タイトル : 江戸の性風俗 笑いと情死のエロス
    作者 : 氏家幹人
  発行所 : 株式会社講談社
  発行日 : 1998 年 12 月 20 日
      版 : 第 1 刷
    定価 : 660 円
    ISBN : 4-06-149432-5
    分類 : 384
江戸の性風俗

☆☆☆☆☆

明治以後隠されたものになってしまった「性」に関して文献をもとにほじくり返していきます。いいなぁ〜。場合によっては中国の故事までさかのぼっちゃうし。
基本的に大らかな笑いです。「わ印」だもん。
 
戦国時代から江戸時代への、対象の変化なども統計だって読んだのは初めてですね。浮世絵の春画もなぜかまともに研究されてないもんな。どうしても際物扱いされちゃっているし。これじゃ、どんどん時代の理解が偏っていくような気がするしね。
松平定信に代表されるようなガチガチの朱子学の堅物が出てきて禁止しても禁止してもどうにもならなかったってのは、日本人のというか農耕民族であり、太平の世の中の本当の姿だと思うのだけどね。開国によって、キリスト教に代表される西洋の倫理感まで輸入しなくてもよかったのに。
 
松平定信の最大の犯罪は、田沼意次の権力闘争に明け暮れたことと、江戸の町の混浴を禁止したことでしょう。 (^^;
 
H 系のウェブサイトの数を見ても、民族・宗教などを超越した共通事項ですもの。火星人でも出てきたらまた考えましょう。
 
言葉の変遷にも驚いたなぁ。「痴漢」って意味が違ったんですね。言葉の変遷をなげく人達の文章にはこういったのは出てこないですね。こういったのは見捨ててもいいのかい ?
 
奥が深いので簡単にコメントできないや。ページ数のわりに書かれている内容は膨大です。読んでみて考えましょう。

[ ▽ ] [ △ ] [ 目次へ ]

  
タイトル : 日本人のまっかなホント
    作者 : j.ライス / 嘉治佐保子 / 浜矩子
           小林宏明 訳
  発行所 : 株式会社マクミランランゲージハウス
  発行日 : 1999 年 12 月 05 日
      版 : 初版
    定価 : 980 円
    ISBN : 4-89585-830-8
    分類 : 361.4
日本人のまっかなホント

☆☆

「 ** 人のまっかなホント」シリーズのひとつです。
ステロタイプ的な日本人像が書かれています。
「どうもすいません。日本人なんですが ... これはつまらない物ですが、ひとつよろしくお願いいたします。愚妻もよろしくと申しておりました。」
しかしなぁ、これを真面目に必要にする人っているとは思えないなぁ。いわゆるジョーク本なのでしょうね。
 
確かに「核廃絶宣言の町」なんて立て看板には、日本人としても疑問を感じるもんなぁ。これを指摘されても笑うしかないよね。きっと個人々々に聞いたら、みんな疑問だろうなぁ。だけと組織となるとこういう笑える標語ができちゃうのは特性なんでしょうね。きっと。
 
でも、読んでいて面白いよ。

[ ▽ ] [ △ ] [ 目次へ ]

  
タイトル : アメリカ人のまっかなホント
    作者 : ステファニー・フォール
           中野恵津子 訳
  発行所 : 株式会社マクミランランゲージハウス
  発行日 : 1999 年 10 月 18 日
      版 : 第 2 刷
    定価 : 980 円
    ISBN : 4-89585-831-6
    分類 : 361.4
アメリカ人のまっかなホント

☆☆

「 ** 人のまっかなホント」シリーズのひとつです。
ステロタイプ的なアメリカ人像が書かれています。
「わっはっは、俺はアメリカ人だぁ〜。何でも一番なんだぜぇ。なんだおまえは小せいなぁ。俺の方が大きいぜぃ。なんたってアメリカだもんなぁ。」
しかしなぁ、これを真面目に必要にする人っているとは思えないなぁ。いわゆるジョーク本なのでしょうね。
 
でも、読んでいて面白いよ。

[ ▽ ] [ △ ] [ 目次へ ]

[ 役に立たないブックレビュー ][ トップページ ]

作成: 2001 年 11 月 25 日〜 Copyright (C) 2001 Katsauki Shimizu <katsuaki-s @_nifty.com> All rights reserved.

 access counter