役に立たないブックレビュー

最終更新日 : 2000 年 04 月 30 日
  
タイトル : 今、日本の良識を問う
    作者 : 鈴木 史朗
  発行所 : 株式会社 文芸社
  発行日 : 1999 年 04 月 25 日
      版 : 第 1 版第 1 刷発行
    定価 : 1,600 円
    ISBN : 4-88737-275-2
    分類 : 910
今、日本の良識を問う

☆

う〜ん、わかったようなわかんないようなタイトルだなぁ。タイトルの由来は「はじめに」に一応書かれているんだけどな。「新聞研究家」って肩書きもよくわからんけど。
 
発表したコラムに解説を加えるという構成ですよね、たぶん。
この解説がころころ転がってどこまでいくかわからないし、尻切れトンボで終わっていたり。なんか読むテンポを崩しまくってくれるんだけどな。
ひとつのコラムに対する解説の長さもまちまちだしね。
まぁ、基本は作者の東愛知新聞社時代の話題が多いわけだけど、思い出集といえなくない解説も多いしな。
住所フェチって感じもあるし。出てくる会社、個人含め番地まで書いてるし。しかもそれが一回じゃなくて、何回もその固有名詞が出てくるだびに住所まで書いているし。なんか意図があるんだろうか ? ってところが気になっちゃって ... :)
例えば、

愛知県豊橋市前畑町六四番地の東愛知新聞本社では ...

って感じですね。なんでだろうなぁ。

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タイトル : ザ・ケイブ
    作者 : アン・マクリーン・マシューズ
           石川 順子 訳
  発行所 : 株式会社 扶桑社
  発行日 : 1998 年 10 月 30 日
      版 : 第 1 刷
    定価 : 648 円
    ISBN : 4-594-02589-7
    分類 : 930
ザ・ケイブ

☆☆☆☆

精神異常者においこまれていくサスペンスものです。
普通追い込まれていくサスペンスものにしても波があってドキドキしてホ〜っとしての繰り返しになるんだけど、この本ではホ〜の部分がなく、ジリジリと追い込まれていきます。
ホ〜の部分と言えば、主人公がテラピストなもんで相手を分析していくシーンがそれにあたるのだろうけど、それも逆に綱渡りのようで緊張感が高まったまま読まされていきます。
 
主人公は女で精神異常者に追い込まれていくってストーリーのわりには、セックスを直接描画するようなシーンはほとんどないですね。作者が女性のせいでしょうか ?
でも、映画にはしずらいやね。ほとんど裸状態だから。 :)
 
最終的にタイトルにあるように洞窟に追い込まれていくのだけど、閉所恐怖症ぎみなのかドキドキもんで読んでしまいますね。でも、なんか洞窟内部のイメージが頭の中でうまく構成できないんだよね。これは作風なのかなぁ、僕の読解力のせいでしょか。 :)
 

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タイトル : ショッピングの女王
    作者 : 中村 うさぎ
  発行所 : 株式会社 文芸春秋
  発行日 : 1999 年 09 月 10 日
      版 : 第 1 刷
    定価 : 1,238 円
    ISBN : 4-16-355580-3
    分類 : 910
ショッピングの女王

☆☆

ふ〜ん、こういうパターンだったんだ。
この中で書かれているけど、週間現代にこのエッセイ (?) を連載して [ お怒りの手紙 ] を本当に出すやつなんているんだぁ。こっちの方が驚きだよね。
 
見ると欲しくなって買ってしまう ... わからなくはないけどな。だけど本書を読んでいるとネタ作りのために無理やり買っているように見えちゃったりするんですけどね。どうなんでしょう ? ほんとうのところは。
まぁ、他の本 ( エッセイ ) 読んでみないとわからないけどね。

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作成: 2000 年 04 月 30 日〜 Copyright (C) 2000 Katsauki Shimizu <katsuaki-s @_nifty.com> All rights reserved.

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