xpm library cooking on Solaris

xpm library の料理方法

X PixMap ライブラリーを料理しましょう。

最終更新日 : 1998 年 11 月 04 日

材料
- Solaris［ developper ］以上ががインストールされたコンピュータ。
  今回は Solaris2.6 / Ultra1 を素材にしました。
- xpm のソース・コード
- GNU gcc の実行環境
- GNU gzip の実行環境
材料の入手

ソース・コードを入手しないと話になりませんので、誰かにもらうかお買い物に行きましょう。
下記の場所や雑誌の付録から入手してください。

Web site だとhttp://sunsite.sut.ac.jp/ や http://www.vector.co.jp/、 ftp site だとftp://sunsite.sut.ac.jp/などから、もってきましょう。オリジナルは ftp://ftp.x.org だそうです。 X Window 関係の contrib/librares の下あたりにあるようです。
今回は、 xpm-3.4j.tar.gz をもってきました。
下拵え

まず材料を解凍します。
パスは［ /usr/bin /usr/sbin /usr/ccs /usr/ccs/bin /usr/local/bin . ］に貼ってあります。

# cd /usr/local/compile
# gzip -dc xpm-3.4j.tar.gz | tar xvf -
# cd xpm-3.4j
さてコンパイル

あとは README に書かれているように作成しましょ。
xmkmf で Makefile を作成します。 Solaris2.6 の xmkmf で作成すると cc を使用するようになっているので、 gcc に変更して、 pic の項を README に合わせて変更します

# xmkmf -a
# vi lib/Makefile

CC = cc → CC = gcc
CC = cc → CC = gcc
CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92 → #CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92
CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92 → #CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92
PICFLAGS = -Kpic → PICFLAGS = -fpic
PICFLAGS = -Kpic → PICFLAGS = -fpic

# vi sxpm/Makefile

CC = cc → CC = gcc
CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92 → #CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92
PICFLAGS = -Kpic → PICFLAGS = -fpic
PICFLAGS = -Kpic → PICFLAGS = -fpic

# vi Makefile

CC = cc → CC = gcc
CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92 → #CCOPTIONS = -Xc -xF -xcg92
PICFLAGS = -Kpic → PICFLAGS = -fpic
PICFLAGS = -Kpic → PICFLAGS = -fpic

# make
さぁ、盛り付け

Makefile に install オプションがあるのでこれで盛り付けてしまいましょう。 /usr/openwin/lib と /usr/openwin/man にインストールされるようです。
ところで、 xpm.h は、なぜか /usr/openwin/include/X11/X11 というディレクトリにインストールされてしまうので、 /usr/openwin/include/X11 に移動しておきましょうね。

# make install
# make install.man
# cd /usr/openwin/include/X11/X11
# mv -i xpm.h ../
# cd ..
# rm -r X11
後片付け

ソース・コードなどはバックアップしておいて作業した生ごみは必要がなければ消してしまいましょう。

# cd /usr/local/compile
# rm -r xmp-3.4j.tar.gz xmp-3.4j