MPEG library の料理方法

MPEG デコード・ライブラリーを料理しましょう。

最終更新日 : 1998 年 10 月 29 日

1. 材料

   • Solaris［ developper ］以上ががインストールされたコンピュータ。
     今回は Solaris2.6 / Ultra1 を素材にしました。

   • MPEG library のソース・コード

   • GNU gcc の実行環境

   • GNU gzip の実行環境

2. 材料の入手

   ソース・コードを入手しないと話になりませんので、誰かにもらうかお買い物に行きましょう。
   下記の場所や雑誌の付録から入手してください。

   Web site だとhttp://sunsite.sut.ac.jp/ や http://www.vector.co.jp/、 ftp site だとftp://sunsite.sut.ac.jp/などから、もってきましょう。
   今回は、mpeg_lib-1.2.1.tar.gz をもってきました。

3. 下拵え

   まず材料を解凍します。
   パスは［ /usr/bin /usr/sbin /usr/ccs /usr/ccs/bin /usr/local/bin . ］に貼ってあります。

   # cd /usr/local/compile
   # gzip -dc mpeg_lib-1.2.1.tar.gz | tar xvf -
   # cd mpeg_lib

4. さてコンパイル

   あとは README に書かれているように make でコンパイルしちゃいましょ。
   ./configure という優れものを利用して Makefile を作成します。
   この時、 ./configure のオプションはいっぱいありますが、基本的にデフォルトでお料理をしましょう。
   デフォルトでは、 gcc のコンパイル・オプションで -O6 なんて見慣れないレベルの最適化が行われるようです。 man gcc で -O6 って記述が無いようなんですけど、まぁ信用してそのまま使用します。
   mpegtest なんて実行ファイルができますので、 mpeg ファイルがあればテストしてみましょう。まぁ、エラーも出ずに終わればいいんじゃないでしょうかね。

   # ./configure
   # make
   # mpegtest sample.mpg

5. さぁ、盛り付け

   Makefile には install オプションが無いので手動で盛り付けましょう。とりあえず盛り付け先は /usr/local ね。

   # cp -p mpeg.h /usr/local/include
   # cp -p libmpeg.a /usr/local/lib

6. 後片付け

   ソース・コードなどはバックアップしておいて作業した生ごみは必要がなければ消してしまいましょう。

   # cd /usr/local/compile
   # rm -r mpeg_lib-1.2.1.tar.gz mpeg_lib

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作成: 1998 年 10 月 29 日〜 Copyright (C) 1998 Katsauki Shimizu <katsuaki-s @_nifty.com> All rights reserved.