GIMP cooking on Solaris

GIMP の料理方法

the GNU Image Manipulation Program ( GIMP )を料理しましょう。

最終更新日 : 1998 年 11 月 17 日

材料
- Solaris［ developper ］以上ががインストールされたコンピュータ。
  今回は Solaris2.6 / Ultra1 を素材にしました。
- gimp のソース・コード
- gimp 日本語フォント用パッチ
- GNU gcc の実行環境
- GNU gzip の実行環境
- GNU patch の実行環境
  gtkconv という日本語パッチを当てる場合のみ必要になります。
- GTK+ toolkit library の環境
- あるとなお良いなの .. プラグイン
材料の入手

ソース・コードを入手しないと話になりませんので、誰かにもらうかお買い物に行きましょう。
下記の場所や雑誌の付録から入手してください。

Web site だとhttp://sunsite.sut.ac.jp/ や http://www.vector.co.jp/、 ftp site だとftp://sunsite.sut.ac.jp/などから、もってきましょう。
今回は、 gimp-1.0.0.tar.gz と日本語フォント用パッチ gimp-1.0.0-fontset.patch をもってきました。
( パッチを当てない方は、緑色の行は無視してね。 )
下拵え

まず材料を解凍します。
パッチを当てます。 Solaris2.6 付属の patch(1) を使うとうまくいきませんので、 GNU patch を使用するようにします。
パスは［ /bin /usr/bin /usr/sbin /usr/ccs /usr/ccs/bin /usr/openwin/bin /usr/openwin/bin/xview /usr/local/bin . ］に貼ってあります。

# cd /usr/local/compile
# gzip -dc gtk+-1.0.4.tar.gz | tar xvf -
# gzip -dc gtkconv-1.0.4.tar.gz | tar xvf -
# cd gtk+-1.0.4
# /usr/local/bin/patch -p1 < ../gtkconv-1.0.4/gtkconv.patch
さてコンパイル

あとは INSTALL に書かれているように作成しましょ。
./configure という優れものを利用して Makefile を作成します。
この時、 ./configure のオプションはいっぱいありますが、 XIM と LOCALE が有効になるようにしましょうね。それとデフォルトだとコンパイル・オプションが -g -O2 になので -g が必要無い人は -O2 だけにしちゃいましょ。
で make するとなんかヘッダー周りで warning がボロボロ出ますがいいでしょ。

# setenv CFLAGS=-O2 ; ./configure --prefix=/usr/local --enable-xim --with-locale=ja
# make
さぁ、盛り付け

Makefile に install オプションがあるのでこれで盛り付けてしまいましょう。

# make install
後片付け

ソース・コードなどはバックアップしておいて作業した生ごみは必要がなければ消してしまいましょう。

# cd /usr/local/compile
# rm -r gtk+-1.0.4.tar.gz gtk+-1.0.4
# rm -r gtkconv-1.0.4.tar.gz gtkconv-1.0.4