Dance Dance Dance
- Side 1
- 波路はるかに
- ワナオキ
- ナイト・イン・チュニジア
- テクイ・ジ "A" トレイン
- Side 2
- シャッキン・トゥ・ミー
- セント・トーマス
- 会歌二態 - 変態七拍子 - うわさの生向委
- 「波路はるかに」
トロンボーンの演奏が印象的です。観客のノイズみたいのが一緒に録音されているので最初はライブ感を出そうとしているのかと思ったけど、どうもただ騒いでいるみたいね。その騒ぎもひとつの楽器ですね。 - 「ワナオキ」
沖縄民謡的なスケールを使った楽曲で、とにかく賑やかな演奏になっていきます。 - 「ナイト・イン・チュニジア」
アルバムで通して聴いていると、「ようやく普通の演奏かな」と思わせておいて、後半部は一気に賑やかな宴会風であったりタンゴ風であったり、とにかく賑やかな演奏で終わります。 - 「テクイ・ジ "A" トレイン」
これは聴いたとたんにわかる、とんでもないテンポで演奏されていきます。 Take The "Super Express" A train です。トロンボーンのソロもそのテンポで突っ走って、何が何やら凄いです。 A 列車が疾走するというイメージより忙しない感じになりますね。 - 「シャッキン・トゥ・ミー」
ベース・ラインとトランペットのユニゾンの演奏が光るファンキーな楽曲です ... が、歌詞が「借金」です。ブツブツと独り言のような呟きが続いて、みんな一緒にシャッキン・トゥ・ミー !! 言葉の響きが良いですね。 - 「セント・トーマス」
ご存知スタンダードナンバーですが ... バラバラに演奏が始まり色々な楽曲のメロディが入り混じり知らないうちにセント・トーマスになっていきます。その流れが自然で絶妙な味を出しています。 - 「会歌二態 - 変態七拍子 - うわさの生向委」
これは凄い !!「会歌二態」では、能狂言風と大学校歌風です。能狂言風に歌われると歌詞の内容に関係なく聴き入ってしまう自分が怖いです。 (^^; 「変体七拍子」は、 3 + 4 拍子でトロンボーンのメロディがばっちり合った一品です。カッコ良いよ。「うわさの生向委」は、今になるとこの暴走族ネタは少し辛いね。爆音を音声で再現して、救急車のサイレンはきちんとドップラー効果まで再現しして、なぜか馬が走っているようですし、ネコがバイクの団体に混じっている不思議な構成です。最後は、ハードロック・サウンドで「俺たちゃ、噂の ... 生向委 !! 」という歌詞もバッチリの楽曲になっています。
嗚呼 ! ロック兄ちゃん、ジャズ姉ちゃんに捧ぐ !!アルバム帯の最後には本音が ...
混沌の時代に一筋の光明を投げかける、超現実音楽集団 - 生・向・委 -
各界絶賛のデビュー・アルバムに続く、堂々のセカンド・アルバムは華麗にして豪華、淫靡にして猥雑、秀麗にして秀逸。
お客さん一枚買ってヨッ !!