プリズム | Prism

最終更新日 : 2012 年 05 月 13 日

 フュージョンというジャンルが出てきた頃でしょうか。クロスオーバーとか色々な言い方されていて、どれがどれやらですが。いろいろなバンドがありましたが、突出した位置付けでデビューした和田アキラ氏、森園勝敏氏、渡辺建氏、伊藤幸毅氏、久米大作氏、鈴木「リカ」徹氏の 6 人組みのバンドです。森園氏はすでに「四人囃子」で有名人でしたけどね。
 
 当時その分野でやたら速弾きが持て囃されていました。アル・ディ・メオラさん、パコ・デ・ルシアさん、ジョン・マクラフリンさんなんてところが 3 巨頭だったかな。とりあえず全部ピッキングして弾きまくる奏法ですね。私的にはマハヴィシュヌ・オーケストラを最初に聞いていたので、ジョン・マクラフリンさんが好みでしたが、速弾きという事では、アル・ディ・メオラさんの方が人気が高かったかな。で、和田アキラ氏はアル・ディ・メオラさん並の速弾きだったわけです。そんなところにもデビュー当時の人気の一因があったかと思います。

• Soft Side
• 1. モーニング・ライト
     Morning Light
  2. サイクリング
     Cycling
  3. ダンシング・ムーン
     Dancing Moon
  4. ラブ・ミー
     Love Me
• Hard Side
• 1. バイキング II
     Viking II
  2. トーネード
     Tornado
  3. プリズム
     Prism

 A 面 B 面ではなくて「ソフト・サイド」「ハード・サイド」となっています。 CD 化された時はどうなっていたんだろう。
このアルバムより先に発売された「ラブ・ミー」だけが歌詞付きです。シングル化するには歌詞が必要だったのかな ? そのシングルも購入したと思うのだけど、どこかに行ってしまいました。 (^^;
 
 四人囃子ですでに有名な森園氏が加入しています。個人的には森園氏がプリズムに必要であったかは疑問に思うところです。サウンド的には四人囃子の「一触即発」の頃と特に変わったというイメージはありませんが。商業的理由かな。
 
 アルバムの裏を見ていただくと、なんとサイン入りです。
当時、京成線の市川真間という駅の脇にヘビーフライト ( Heavy Flight ) というロック喫茶がありました。そこに入り浸っていたんですが、プリズムの最初のマネージメントはそのヘビーフライトがおこなっていました。アメリカン・ロック系のロック喫茶だったので、どういう経緯でプリズムをプロデュースする事になったか知りませんが。
で、このファーストアルバムはそこで購入しました。その際にサイン欲しいなぁ〜というミーハー根性でサインをもらったわけです。
 
 少し力みすぎなライナーノーツは吉成伸幸氏です。アルバム帯には、

言葉より繊細に、映像よりも鮮明に ...

• Side A
• 1. ラヴ・ミー
     Love Me
• Side B
• 1. アウト・オブ・ブルー
     Out Of Blue

 デビュー・アルバムに先立って発売されたシングル盤です。 A 面の「ラヴ・ミー」は、アルバムに収録されていますが、 B 面の「アウト・オブ・ブルー」は収録されていません。なんでアルバムに収録しなったんだろう ?
 このグループが、シングル盤を出す意味があったのか疑問なんですけどね。やはりシングル盤が無いとラジオなどで放送してもらえないなどの理由があったのかな ?

[ トップページ ]

作成: 2012 年 03 月 11 日〜 Copyright (C) 2012 Katsauki Shimizu <katsuaki-s@nifty.com> All rights reserved.