はじめて購入した FAX 機です。当時チラシを見ていたらコードレスの留守番電話機能付き FAX ってのが、だいたい \30,000. 〜 \40,000. 程度で各社の製品が掲載されていました。留守番電話機も古くなったし、そろそろ買い替えようかなぁ ... と、ボチボチ電気屋さんへ。店頭で見たとたんに FD も付いていた面白そうなので衝動的に購入決定。当初の想定予算の 5 倍超えとなっていました。困った性格です。
なんと言っても FAX や留守番電話を FD に記録できるという点で衝動買いです。メモリタイプはまだメモリの値段も高価だった事もあり、 FAX を記録できる機種はほとんど無く、ましては留守番録音で長い時間も記録できません。それらに比較すると FD は広大なメモリ空間となります。こりゃ、面白いやと。また FAX は FD に記録されるので遠隔地の FAX から取り出す事ができます。記録されているので、 FAX 印刷後は大事に保管しておかなくても ( すぐに無くしちゃうんだよね ) 、印刷し直せるとメリットがあります。昨今の FAX はメモリ容量も大きいので同じ事ができてしまいますが、この時はこの機種しかありませんでした。 FD から時間指定で送信できますしね。面白がって試しましたが、 1 回しかこの機能使わなかったような ...
FD は日本式の 2HD 1.23MB の FAT フォーマットでした。なので、コンピュータでデータを読み上げる事ができます。当然、ファイル・フォーマットは不明です。 FAX データだけは想像付きましたが。とりあえず FD 内のデータ一覧を印刷するためのファイルと思わしきものを解析。圧縮や暗号化はされておらずデータフィールド長を想像して読み込んでみて解析完了。音声データは基本的に ADPMC データでしたので解析完了。な〜んだ、データを全部コンピュータで扱えるじゃない。で、簡単なフリーウェアを作成。ユーザー数が少ないのもあるけど、全然ダウンロードされず。 (;;)
いろんな機能がありますが、結局普通のコードレス留守番 FAX 機として使用していました。ははははは。高い買い物したもんだ。
一度 FAX 周りが不調になり修理に来てもらいました。中を開けてコチョコチョと。「電話借りて良いですか ? 」と言うので、「どうぞ」と。何となく聞いていると「 ROM のバージョンがどうのこうの ... 」。面白そうなので見ていると ... なんと ROM がマスク ROM じゃない。 EEPROM じゃん。それにそれがソケットに刺さっている。購入時に「初入荷されたばかり」と販売店の人が言っていましたが、初ロット以前に量産試作機かな。それとも数が見込めないのでマスク ROM にしなかったのか。う〜ん、いい買い物したなぁ。