「それは何 ?」って事で検索したところ、 Auto Scok のページに行き着きました。
ドイツの TUV の検査済みということなので、かなりの性能なのでしょう。装着も楽そうだし。 (^^; 基本的に雪が降ったら車は運転しないので、これにしようと購入した次第です。
ところがその冬「幹線道路を曲がるとアイスバーンだった。」という文学小説のような状況に陥ってしまいました。観光地なので、幹線道路は雪がぱらついていましたが、ほぼ完璧に除雪されていたので、ノーマルタイヤでも問題なく走行できましたが、わき道はアイスバーンの上に新雪が薄く積もっているという最悪の状況です。タイヤは POTENZA RE050A を装着していましたが、その状況ではまったく役に立ちません。
すでにわき道では、ノーマルタイヤ車は斜めに滑って止まっています。スタッドレスを装着していると思われる車もアイスバーンの坂道でスライドぎみに走行しています。その道を行かないと宿泊場所に到達しません。絶望的な状況となってきました。
さて、 Auto Sock を装着するしか方法はありません。頭では理屈を理解していますが、スタッドレスがスライド気味になるような道でこれが役に立つのか不安を抱えてドキドキしたままタイヤに Auto Sock を装着しました。 AWD 車なので前輪に装着。装着は凄く簡単。作業用の手袋も添付されていますが、そんなのを使わなくてもチョイチョイと装着。
さて、恐る恐る車を発進させました。「あっ !! 」真っ直ぐ進むし、ステアリングのコントロールも効くぞ。徐々に度胸が付いてスピードを上げていきますが細い道なので 30km/h 前後ですが、問題なく走れるぞ。
しばらく進んで、かなりの坂を上らなくてはならない状況に。「えいやっ !! 」で進入しましたが、かなりの坂道でしたが問題なくグリップしてどんどん登ります。そうして宿泊場所に無事到着できました。(^^)/~
翌朝は坂道がもろにアイスバーンと化してしました。当然、走行しましたが、何の問題もなし。下りの坂道のブレーキ時も安定して雪面をグリップしてくれます。一度通った道なので幹線道路まで何の不安もなく一気に走行。
実際に走行した坂道は以下のような場所です。写真だと分かり辛いですが、かなりの坂道になっています。少なくもとスニーカーで歩くのはちょっと危険かなという道になります。
実際の走行で雪道を走った後に除雪された幹線道路に出てそこを走るのが逆に不安になりましたが、実際問題として十数 Km 走るだけなら何の問題もありませんでした。山道なのでコーナーが多いのでなるべく負担がかからないように法定速度を心がけましたけどね。まぁ、樹脂製のチェーンでも同じ問題を持ちますからね。
取り外しも装着並みに簡単です。これなら、「もしも」用にトランクに入れておいても邪魔にならないし本当に優れものです。
使用後は洗濯機で洗濯できると書かれていましたので、洗濯もおこなってみました。洗濯機に入れると 1 個でも想像以上に大きいので洗うというより表面の濯ぎだけって感じでしょうか。もっと大きい洗濯機をみなさん持っているのかなぁ。洗車の要領で水で表面を洗ってた方が早いかもしれません。洗濯後に表面を見てみましたが、除雪された道を数 km 走っていましたが、そんなに荒れていませんでした。思ったより丈夫のようです。
それは陰干しして乾燥させて畳んで最初のビニールの入れ物に入れてまたトランクに積んであります。「もしも」のために新品も追加購入して一緒にトランクに積んであります。 2 セットでもほとんど場所をとらないし軽いのが良いですね。
余談ですが、繊維によるチェーンの発想はヘンリー・フォードさんの奥さんも持っていたそうです。当時の毛布などで試行錯誤したそうですが、実現化には届かなかったようです。奥さんも賢いなぁ。
装着も楽、取り外しも楽、掃除も楽、軽くて小さく収納可能、雪道のグリップも問題なし。完璧じゃん。たぶん、今後も「もしも」用は Auto Sock を買う事になるでしょう。